第4号

 12月が,そして平成20年が終わろうとしています。
12月22日の朝会で子どもたちに次のことを話しました。

 この1年を振り返ってみましょう。どんなことができるようになりましたか。何ががんばれましたか。病気やケガはしませんでしたか。
 4月からあいさつについてお話ししてきましたが,もう10点のあいさつはできましたか。笑顔・目線・おじぎ・声の大きさ・声の高さ,どれもできたら10点満点です。校門であいつをしていると,2年生の男の子が「勝ったぁ!」と言います。どうしてかなと思っていたら,「校長先生より先にあいさつをしたからだよ。」と教えてくれました。なるほどと思い,来年はみんなより先にあいさつすることを目標にしようと思います。

 この冬休み,皆さんに実行してほしいことが二つあります。
 一つ目は,この年末にみなさんのお家では大掃除をされると思います。その時,必ずみなさんもお家の人と一緒に働いてほしいのです。働くということは,学校では掃除や委員会の仕事でしていますが,大きくなって社会に出た時,とても大切なことです。そのことを考えて,この年末に大掃除を手伝いましょう。

 二つ目は,年が明けた1月に夢を一つ持ちましょう。これから先自分はどんな仕事をしたいか,どんな生き方をするだろうか,どんな人間になりたいかという夢を持ちましょう。これから読む作文は,みなさんがよく知っている有名な人が小学校6年生の時に書いた作文です。

「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学・高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。ぼくは三歳の時から練習を始めています。三歳から七歳までは半年ぐらいやっていましたが,三年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。
 だから,一週間で友だちと遊べる時間は5,6時間です。そんなに練習をやっているのだから,必ずプロ野球の選手になれると思います。そして,その球団は中日ドラゴンズか,西部ライオンズです。ドラフト入団で契約金は一億円が目標です。ぼくが自信があるのは投手か打撃です。
 そして,ぼくが一流の選手になって試合にでられるようになったら,お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも夢の一つです。とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。」
        愛知県西春日井郡豊山小学校6年2組 鈴木一郎

 夢をかなえること、そのためには夢を持つことです。1月の学校再開日にはみなさんの夢を聞かせてください。それでは,けがをしないで元気に冬休みを過ごしましょう。

 保護者の皆さま,この一年学校を支えてくださりありがとうございました。新年がみなさんにとって良い年でありますようにお祈り致します。
 みなさん,良い年をお迎えください。